ED治療薬(バイアグラ・シアリス・レビトラ)の副作用や併用禁忌剤

副作用 男性

勃起に悩んでいる男性は、バイアグラ・シアリス・レビトラなどのED治療薬を服用してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

ED治療薬は効果が高いメリットがありますが、副作用が出る事もあり服用を躊躇する人も少なくありません。

そこでここでは、ED治療薬の副作用や併用禁忌剤などについて詳しくご紹介していきます。

 

ED治療薬でよくある副作用

ED治療薬には、バイアグラ・シアリス・レビトラなどが挙げられます。
これらのED治療薬でよくある副作用としては、頭痛・消化不良・顔の火照り・動機・めまい・鼻閉・血圧低下などがあります。

これらの副作用は基本的には軽度で、長期的に続くことはほとんどありません。
ただし、万一、これらの症状が続くようであれば早めに医療機関を受診し、医師に相談しましょう。

まれに、非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)と呼ばれる重篤な副作用が出る可能性があります。

非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)は、視野欠陥が見られ、視神経に血流が流れにくくなり、突然視力が低下したり、場合によっては失明してしまう事もあります。

高血圧・糖尿病などの持病がある50歳以上に発症のリスクが高いと言われていますが、極めて稀な副作用です。
なお、服用後4時間以上、勃起が続くようであれば速やかに医療機関を診断しましょう。

 

ED治療薬に副作用がある理由

現在、日本で承認されているED治療薬はバイアグラ・シアリス・レビトラの3剤です。
これら3剤は全てホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬と呼ばれている薬となります。

通常、性的な刺激を受けると神経を通じ、一酸化窒素が放出します。
すると、陰茎海綿体内にある環状グアノシン一リン酸と呼ばれる物質の濃度が高くなり、血管が拡張するのです。

これにより、陰茎海綿体に血流が流入するようになり、勃起を促します。
ホスホジエステラーゼ5(PDE5)は、陰茎海綿体に存在している酵素です。

この酵素を阻害する事で、環状グアノシン一リン酸の分解を抑制し、濃度を高めることで血管は拡張し勃起します。

しかし、この「血管拡張作用」があることによって、血圧低下・頭痛・顔の火照りなどの副作用が表れるケースがあるのです。

 

ED治療薬ごとの副作用の比較

バイアグラ

バイアグラ

バイアグラは、1998年5月に米国ファイザー社より販売された世界でも安全性があると証明されたED治療薬です。

上記で紹介した頭痛・消化不良・顔の火照りなどの副作用の中でも、特に顔の火照りが副作用としてよく見られます。

また、そのほか「不快感」や、「視覚異常」が見られ光に敏感になったり色が変化して見える症状が出る可能性があります。
ただし、症状が4〜6時間で収まるのであれば、特に気にすることはありません。

 

シアリス

シアリス

シアリスは、日本新薬株式会社が発売しているED治療薬で効果が36時間あるのが特徴です。
そのため、海外では「ウイークエンド・ピル」と呼ばれています。

シアリスの副作用は、他のED治療薬と同様、消化不良・鼻閉などが挙げられますが、その他、「倦怠感」「筋肉痛」などの症状が出る可能性もあります。
ただし、数時間で症状が収まるようであれば問題はありません。

 

レビトラ

レビトラ

レビトラは、バイアグラに引き続き、ドイツ・バイエル社より販売されたED治療薬です。
現在、100ヵ国ほどで販売されており、日本ではバイエル薬品より2004年6月から販売されています。

レビトラの副作用としては特に、バイアグラと同様顔の火照りを感じる人が多いです。
その他、「不快感」「視覚異常」などがありますが、これらの症状も数時間で症状が収まるようであれば問題はありません。

 

ED治療薬の副作用を抑える正しい服用方法

アルコールと併用しない

緊張しすぎて、勃起に抑制がかかるような人にとっては、適度なアルコールであればリラックス作用があり勃起を促進する助けとなります。

ただし、必要以上にお酒を飲みすぎてしまうと、副作用が出やすくなってしまいますので、出来るだけアルコールとは併用しないように心掛けましょう。

アルコールを撮りすぎると、アルコールの影響で脳からの神経の伝達が悪くなり、反対に勃起しづらくなる可能性があります。

そのほか、低血圧気味の人がアルコールとED治療薬を併用すると両方に「血管拡張作用」がありますので、血圧が必要以上に下がり、貧血のような症状が出る場合があります。
もともと低血圧気味の人は、アルコールとの併用は控えておくことが大切です。

お酒の弱い人も注意が必要で、「血管拡張作用」と血の巡りがよくなる作用があるため、一気にお酒が回って行為どころではなくなる可能性もあります。

最大限に、ED治療薬の効果を発揮し、副作用を抑えるためにも、なるべくお酒との併用は控えておく、もしくはほどほどにすることが大切です。

 

グレープフルーツなどの柑橘類と併用しない

グレープフルーツには、「フラノクマリン」という成分が含まれており、代謝分解酵素「CYP3A4」の働きを抑制してしまいます。

そのため、本来は吸収される前に、分解される薬の成分が体内に吸収されてしまうので、薬の効果が増強する可能性が高くなります。

また、新しい代謝分解酵素「CYP3A4」に入れ替わるには24時間以上かかると言われているため、グレープフルーツなどの柑橘類を食べて24時間以内にED治療薬を服用するのは控えておきましょう。

 

併用禁忌剤を確認する

ED治療薬との併用禁忌剤には、ニトログリセンなどの「硝酸剤」があります。
硝酸剤とは、血管拡張薬の一種で、飲み薬だけでなく、貼り薬・スプレー・注射・吸入薬・塗り薬にも含まれていることがあります。

そのほか、不整脈の治療薬「アンカロン錠」「アミオダロン塩酸塩錠」も併用はできません。なお、うつ病治療薬「ドグマチール(スルピリド)」は、併用するとED治療薬の効果を半減させてしまう可能性があります。

 

まとめ

ED治療薬は勃起を促進する極めて優秀な薬剤です。
しかし、食事やほかの薬を一緒に服用することで、薬や食事に含まれる成分の影響で効果が半減したり副作用が出る可能性があります。

安全にED治療薬を服用するためにも、併用禁忌剤をしっかり確認したり医師に相談することが必要です。